Xamarinでは、設定データを保存するConfigファイルを取り扱えません。
代わりにXamarin.Essentialsを利用すれば、従来のconfig.xmlファイル同様に設定データを残す事ができます。
以下は、Xamarin.Essentialsを使用したAndroid端末の設定データ読み書きの実装例です。
実装手順
1. NuGetパッケージをインストール
まず、Xamarin.Essentialsをプロジェクトに追加する必要があります。
NuGetパッケージマネージャーを使用して、パッケージをインストールします。
2. AndroidのMainActivity.csにコード追加
次にAndroidのMainActivity.csにコードを追加します。
▼MainActivity.cs
3. 設定データ保存用のクラスを実装
設定データは1つのクラスにまとめた方が取り扱い易いため、専用のクラスを作成します。
例えば、Oracleデータベースに接続するための情報を読み書きしたい場合の例です。
シングルトンにしたいため、static でクラスとプロパティを定義しています。
▼Shared.cs
デフォルト値は、Preferences.Get に設定された値になります。
例のOracleUserプロパティであれば、atman です。
get => Preferences.Get(nameof(OracleUser), "atman");
最後に、サンプルのShared.csのプロパティを読み書きする場合は、以下のように記載します。
これらの手順で、Android端末の設定データを読み書きする事ができます。